椎間板ヘルニア

我が国ではダックスフンドで1番多い病気です。

人にもある病気なので名前は馴染み深いですが人との体の構造の違いで人にはない病態も起こします。

当院では大まかに言って起立歩行できるものは内科治療、起立歩行できないものを外科治療としています。

外科治療を行う場合CTあるいはMRIで場所を特定してから手術を行っています。

運悪く生涯のうちに何回か繰り返す子もいます。

予防は太らないこと、階段を昇降しないことなどが挙げられます。

下顎の腫瘍

アゴにも腫瘍ができることがままあります。

大きいものは良性悪性にかかわらず物理的にご飯が食べられなくなったりそこから出血したり細菌に感染すること等によって衰弱死を招きます。

腫瘍ができた部位、悪性度に応じて顎の骨ごと切除することもあります。

そのような大きな手術後も本人は普通通り食事が摂れるように治療して行きます。

写真は下顎1/4強を切除した手術後です。

外観上も機能的にも問題ありません。

胆嚢粘液嚢腫

胆嚢内にゼリー状の不純物が溜まる病気です。人で言う胆石が近いイメージです。

近年発見される機会が増えています。

ゼリー状のものが胆道に詰まることや胆嚢自体が破裂することで劇的な症状を出します。

根本的には手術が必要となることが多い病気です。

 

肥満細胞腫

犬、猫ともにメジャーな腫瘍の1つです。

基本的には悪性ですが悪性の度合いはかなり幅がある腫瘍です。

そして悪性腫瘍としての性質の他に胃酸を多量に放出させ胃潰瘍などを起こしたり、腫瘍周辺の掻痒感、痛み、腫れなどを引き起こすことがあります。

治療は内科、外科、放射線がありますが多くは手術が第一選択となります。

普通の腫瘍より大きめに切ることが多いです。

乳腺腫瘍

乳腺腫瘍は犬で最も多い腫瘍で猫でもメジャーな腫瘍の1つです。

犬では約半分が悪性、猫では約9割が悪性とされています。

治療の第一選択は手術になることが多い病気ですがその前に中の細胞を見る検査をすることもあります。

切除法は数種類のうちから最適なものを選択しています。

また、若いうちに避妊手術を行うと乳腺腫瘍になりにくいと言われています。

免疫介在性溶血性貧血(IMHAとNRIMA)

主に犬の貧血疾患で現在日本に多いミニチュアダックスフンドによく出る病気です。

ほとんどは集中的な内科治療が必要となります。

赤血球が壊れる再生性とその前の段階で骨髄内で壊される非再生性があります。

骨髄の検査をすることがあります。

 

膀胱結石

文字通り膀胱に石ができる病気です。

基本的に溶ける石の場合は内科で治療、溶けない石の場合は手術で治療します。

尿道に詰まって尿毒症を起こすと緊急を要するので男の子は特に注意が必要です。

いろいろなタイプの結石があります。

股関節脱臼

犬猫には人と同じ様な病気が多々ありますが、意外と違うところも多いです。

股関節脱臼もその1つです。

犬では生まれつき股関節のはまり方が緩いなどの理由から、筋肉の衰えとともにちょっとした事で脱臼してしまう(特に老齢の場合が多い)ことがあります。

治療はいろいろありますが今回は外科手術(骨頭切除術)の写真です。

手術で骨頭を切除します。

手術後はリハビリを行います。

ほとんどの子が以前と同じ様に歩けます。

 

 

 

 

 

 

 

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外科
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