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どうぶつの「がん」

近年ワンちゃんネコちゃんに「がん」が見つかることが珍しいことではなくなりました。

これは長寿になったこと、飼い主様に「がん」が広く認知されてきていること、獣医学の向上などが理由にあげられると思います。

島倉院長先生わずか10年程前は飼い主様に「がん」の話をいたしますと、「ワンちゃんにもがんがあるんですか?」と良く言われたものです。ところが最近は飼い主様の方から「がん」検診を希望されるくらいですから、めざましい発展だと思います。そのような背景から、随分と発見が早まり、治る「がん」も増えているように思います。

私達の責務としては、体表あるいは体内の腫瘍を早期に診断し、手術をすべきか、それともそのままにしておいてよいかどうか判断することや、もし、治療が必要であれば最善の治療を提示、実施することだと思っております。

また、「がん」に限りませんが、大事なのが、定期的な健康診断だと思います。もちろん人間ドックのようなものもありますが、ただ聴診器だけをあてるだけ、お腹を触るだけで発見できる病気も存在しますので元気なときに来院していただくのが大事なことだと思います。

ワンちゃん、ネコちゃんの癌最後になりますが、「がん」になってしまったからといって無条件に悲しまなくても良いかもしれません。もちろん予後が悪いものも存在しますが、中には「がん」の手術をきっかけに定期的な検診をするようになり、結果的に心臓病や肝臓病を早期に発見し、天寿をまっとうした方もいらっしゃいます。どうぶつ万事塞翁が馬?ではないでしょうか。

年2回の定期検診をお勧めしています

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