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内科

猫の糖尿病

糖尿病に限らず猫はあまり症状を表に出さないこともままあります。
代表的な症状としては「元気だが飲水が多い。尿が多い。
よく食べるが痩せている。」
が挙げられますが、悪化して全く食べられなくなって来院されるケースや全く自覚症状なく健康診断で発覚するケースもあります。

糖尿病の治療は適切なカロリーの食事と適切な種類と量のインスリンを与えなければいけません。そのため色々なケースがありますが当院では血糖値をコントロールするため最初の数日の治療は入院して行うことをお勧めしています。
昔は2−4時間ごとに採血をして血糖値を測定していましたが現在はリブレセンサーという腰あたりに貼るセンサーを使用しているのでその都度針を刺さなくて良くなりました。

入院中に初期用量が決まったらそのセンサーがついたまま退院し、家で測定していただいています。測定した記録はそのまま機械に記憶されるので獣医師がそれを見てインスリンを調整していきます。
ある程度コントロールできたらセンサーを剥がして2週間に1回の平均値を血液で見ていきます。
その頃には通常インスリンを与える以外は普段通りの生活を送れています。

免疫介在性溶血性貧血(IMHAとNRIMA)

主に犬の貧血疾患で現在日本に多いミニチュアダックスフンドによく出る病気です。

ほとんどは集中的な内科治療が必要となります。

赤血球が壊れる再生性とその前の段階で骨髄内で壊される非再生性があります。

骨髄の検査をすることがあります。